能代市長あいさつ

能代市長あいさつ

関東能代会総会に寄せて  ~ふるさと能代の市政報告~

 師走を迎え、朝の寒さが身にしみる季節となりました。

 関東能代会の皆様におかれましては、日頃よりふるさと能代発展のため、多大なるご支援とご協力をいただいておりますことに、厚く御礼申し上げるとともに、ここ数年、新型コロナウイルスの影響により開催中止となっていた本会が、再び開催されますこと、心からお喜び申し上げます。

 さて、7月14日から17日にかけての大雨は、秋田県各地に大きな被害をもたらしました。本市においても、11月15日時点で、床上浸水115世帯、床下浸水208世帯の方々が被災されたほか、農作物や道路等にも多くの被害がありました。また、個人、各企業及び銀河連邦共和国の自治体の皆様からは、寄附金や物資等、多くのご支援をいただいております。この場をお借りして感謝申し上げるとともに、一刻も早い復旧・復興に向け、全力で取り組んでまいります。

 ふるさと能代の市政についてご報告をさせていただきます。

 まずは3月、道の駅ふたついに隣接して設置されております「米代川二ツ井地区河川防災ステーション」が、災害時と平時両面の機能を併せ持ち、地域活性化に寄与することが期待される施設として、国土交通省が新たに設けた「MIZBE(みずべ)ステーション」に全国で初めて登録されました(全国で11か所登録の内の1つ)。

 7月、道の駅ふたついの来場者数が500万人に到達いたしました。2018年のオープン以来、常時多くの人で賑わっており、今や二ツ井地域に欠かせない物・人・情報の拠点施設であります。道の駅に来てくださった方を街なかや観光名所へ誘導し、街に賑わいを創出することが目標と思っておりますので、関係団体と知恵を出し合いながら、その方策についても研究してまいりたいと思います。

 同じく7月、「のしろみなと祭り」を皮切りに、「港まつり能代の花火」、8月、「子ども七夕」、「天空の不夜城」、「能代役七夕」とコロナ禍を乗り越え、各イベントが通常開催され、能代の夏は熱気に包まれました。天空の不夜城には、昨年から「一中若」、「二中若」も参加いただき、祭りを盛り上げていただくとともに、地元愛を育てる良い機会になっていると捉えております。

 今年はこのほか、昨年公開され大ヒットした映画「THE FIRST SLAM DUNK」の影響により、能代バスケミュージアムへの来館者数が例年の約3倍となっており、海外からも数多く能代を訪れていただいております。この機を逃さず、市が掲げている「バスケの街のしろ」の推進、プロモーションを強化し、継続的に能代を訪れていただけるようなまちづくりを進めてまいります。

 市では、ふるさと能代発展のため、今後も一層努力してまいる所存であります。皆様におかれましては、これまでと変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、関東能代会の今後ますますのご発展と会員の皆様のご健勝、ご活躍を心からお祈り申し上げます。

能代市長 齊藤 滋宣